パースの概要

パースの地理的特徴

広大なオーストラリアの西側3分の1を占める、Western Australia州。

パースはその州都となります。オーストラリアで4番目に大きな都市で、インド洋に流れ込むスワンリバー沿いに発展した美しい街としても知られています。

キングスパークから眺めたパース中心部の写真

キングスパークからパース中心部を臨む。

中心部から車で20分ほど西に向かうと、真っ白な砂浜のインド洋が広がり、東に向かえばスワンバレー、エイボンバレーといった丘陵地帯が控えています。

西に位置する都市であること、また、都市部のすぐ近くに海や山といった自然が広がっているところから、在住日本人の間では「パースは福岡に似ている」なんて声もチラホラと。

街の中心部から北に車で30分ほどの距離にあるスワンバレーはワインの産地としても有名で、このあたりはアメリカ西海岸の街とも似た雰囲気です。

オーストラリアの他の都市と同じく基本的には英国文化圏ですが、東南アジア、中近東、ヨーロッパ各国からの移民も多いため、特に飲食店はバラエティが豊か。
色々な国のお料理を気軽に楽しめます。

Perthに住んでいる人がPerthというとき、それは「シティ」又は「CBD(=Central Business District)」と呼ばれる、スワンリバーの北側のビジネス街であり、郵便番号6000の地域を指します。
Perth駅の周辺地域とイメージするとわかりやすいかもしれません。

パースのメトロポリタンエリア

パースのメトロポリタンエリア

一般的には、北はTwo Rocks(CBDから約60km)、南は Mandurah(CBDから約70km)、東は The Lakes(CBDから約50km)、西はインド洋で区切られたメトロポリタンエリアを指します。

また、スワンリバーを境に南北でNorth(NOR=North of River)、South(SOR=South of River)と呼び分けたり、東西でWestern Suburbs、 Eastern Suburbsという分け方をしたりします。

このSuburbというのは、住所表記ではStreet名とWestern Australiaの間に表示される「エリア」を指す言葉で、日本だと「○○区」とか「△△町」にあたる部分になります。

市街地の面積は5386㎢で、大分県くらいの大きさ。その中に200万人強が住んでいます。

 

パースの気候

緯度が鹿児島とほぼ同じ位置にあるパース。
南国のイメージがあるようで「1年中暑い、常夏なんでしょ?」と言われる事も多いのですが、気候区分的には「夏は乾燥して暑く、冬に雨が多く降る、典型的な地中海性気候」となります。
大きく分けると、乾季(春夏)と雨季(秋冬)に分けられます。
冬はそれなりに寒いので、薄手のダウンジャケットはマストアイテム。

南半球なので、北半球とは四季がちょうど正反対になります。
おおまかに、春は9〜11月、夏は12〜2月、秋は3〜5月、冬は6〜8月といった感じです​。

年間を通じて紫外線がきついため、帽子とサングラスは必需品。
曇っている日でも、肌や目に紫外線を強く感じます。
油断して日焼け止めを忘れ、知らぬ間に真っ赤っか、なんてことにならないようにご注意を。

City Beachに沈む夕日の画像

City Beachに沈む夕日

また、海に沈む西日のまぶしさは強烈で、車を運転していて目がくらみそうになったことが何度もあります。
(フロントガラスが汚れていると、反射がきつくて前が見えません!)

サングラスはこちらでも沢山売っていますが、頭の形がラグビーボール型の西洋人向けなのか幅の狭い物が多く、イマイチ付け心地の良くない場合があります。
また日本にいるときよりも長時間身につけることが多いため、合わない物だと頭が痛くなる事も少なくありません。
ご自分の頭や顔の形に合った物を日本で買っておかれる事をおススメします。車の運転をされる方は、色もしっかりと黒い物の方が安心です。

パースの気候や服装について詳しくは>>