【パースで見かける野菜たち】セルリアック -Celeriac-

朝夕がだいぶ肌寒く感じるようになるこの時期、野菜売り場では、ゴツゴツした根っこにセロリの葉っぱがついている野菜を見かけるようになります。この野菜の名前は、Celeriac(セルリアック)。
地中海原産のセリ科の野菜で、肥大化した根の部分を食べるセロリの一種です。根セロリとも呼ばれます。
カブラミツバという呼び名もあるようですが、あまり耳にしたことはありませんね。切ると茶色く変色するので、サラダにする場合は酢水やレモン汁につけると良いです。

どこで見かける?

5月になるころから、○○Freshと名前がついているような地元の生鮮食品Groceryやアジア系のマーケット、IGAなどで見かけます。
WoolworthsやColesなどの大型スーパーマーケットでは、旬の7-8月あたりになると並ぶようです。

セルリアックってどんな味?

ゴツゴツとした見た目なのですが、生食でもローストでもマッシュにしてもおいしく食べられる、便利なお野菜です。生だとコリコリシャキッとしてキャベツの芯のような食感なのが、火を通すとお芋に似たホクホク感に変わります。加熱してマッシュにしたりポタージュにすると、セロリの香りがふわりと漂う、ちょっとおしゃれな味の一品に。セロリよりは風味がやわらかいので、独特の香りもあまり気にならないかもしれません。

セルリアックの使い方

根の部分

ごつごつした皮の部分が硬いので、ピーラーなどで白い中身が見えるまでむいてください。
切ると茶色く変色するので、生食の場合は酢水やレモン汁につけて使います。
ゆでるとやわらかくなるので、スプーンやフォークだけでもマッシュできますよ。

葉っぱと茎

葉の佃煮風

見た目は普通のセロリそっくりなのですが、葉っぱは固く、茎も筋っぽくて水気が少ないので、生で食べるのには向きません。佃煮風に甘辛く煮てみたら、独特の苦みと組み合わさって美味しいおつまみになりました。また、セロリの香りがしっかりするので、スープなどの香りづけにも使えます。煮込み料理にそのまま入れて、途中で取り出してください。

 

おすすめメニュー

サラダならコールスロー風にマヨネーズソースで和えたもの。薄くスライスしたものを牛乳や生クリームで煮てオーブンで焼くグラタン(ドフィネ風グラタン)や、2㎝位の輪切りにして、オリーブオイルで両面を焼いても楽しめます。もちろんオーブンでローストも!
また、柔らかく煮てマッシュするとマッシュポテトの代わりにもなります。マッシュをスープでのばすと、牛乳やクリームを加えなくてもコクのあるおいしいポタージュに変身。

セルリアックのスープの画像

Celeriac Soup